だって、道路だから。

鬼嫁

うちの嫁は自転車に乗れません。車の運転免許は持っているのですが、うちには車がないので、移動手段は徒歩かバスか電車です。

さすがに自転車は乗れたほうが、近所のスーパーに行くときも便利だよね、ということで、自転車に乗る練習をしたことがありました。

近所の人通りも車通りも少ない道路で、小学生(小学校入学前の児童?)がやるような、自転車の後ろを支えて練習しました。もちろん、勝手に手を離すことは許されません。

そもそも、30年近く生きてきて、自転車に乗れない人というのもいるもんだなぁ…と思いながら、練習につきあう私。

はたから見ていると、仲のいいカップルに見えたかもしれません。嫁は割と小柄なので、あるいは兄と妹に見えたでしょうか。

さて、しばらく練習して、ふらふらしながらも進み始めたとき、前から車がやってきてしまいました。

倒れかかりながらも、なんとか車をよけた嫁と私。嫁はあきらかに機嫌が悪くなります。

嫁「なんで車が来るの!?」

私「…道路だから。」

嫁「…。」

その日の自転車練習は終了となりました。

そして今でも嫁は自転車に乗ることはできません。乗ろうと言いだすことももうありません。

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